ロマンの細道

日頃考えていることを日記のような意味も兼ねて徒然に書きます。

あの秋晴れの日に見た景色

2019年10月に訪れた、でっかい台風。そいつが過ぎ去った台風一過の休みの日。

言葉にならないような、秋晴れの空の下。

大学の制作課題で使うためアマゾンで購入した竹笠(昔の人がかぶってるみたいな)を受け取りに、在住する市内にある、歩きで50分ほど離れたクロネコヤマトの集積所へ向かった。時刻午後一時。

空気の匂いも、目に映る山の色も、気持ちがよくて、普段行くことのないヤマトの集積所の道を歩いた。

台風でいろいろ流されたり飛ばされたりで、景色が変わってるってこともあったし、おんなじ市なのに行ったことがなかった場所、っていう絶妙なところだったからかな。なんだか全く知らないけれど、懐かしい場所に迷い込んだ。

この街って、こんなにワクワクする景色があるんだ。そう思いながら歩いた。

このとき何故かハマってた「モーニング娘」の黄金期のアルバムをリピートしながら歩いたものだから、その不思議で優しい景色と、モー娘の青春感がそこで見事に融合してしまったのね。いまでも、モー娘4th「いきまっしょい」5th「ナンバー5」をきくとその日の景色を思い出す。

すべての景色に、紅葉の暖かい黄金色と西日の橙がかかって、かつ少し水の多いうす水色で透き通った清流のような景色。それが忘れられない。

それから、でっかいダンボールに入った竹笠を受け取って、少し冷たい風が吹き抜ける中をあるいた。

そしたら、ちょっと段々になってる土地の上の方に差し掛かって、そこから見えた景色。

いつも通ってる駅と街のほうが、とおーくにある。でも、それはいつもの景色じゃない。見慣れた、駅前ではなかった。

小高い丘なのか山なのかにぐるっと囲まれてその中にある街。箱庭の都市。ジオラマを見てるような景色だった。

こんな街だったのか!一気に故郷が好きになった。

それからまちなかに戻ると、見える景色が違う。古くからの歴史、緑の丘に囲まれたなかに広がってる箱庭の街がみえてきた。不思議と懐かしい景色だった。それから、他の資材を買いに隣町へ電車で出かける前に、あまりにも大きい笠は家に置きに行った。そして、家で一時間ほど昼寝。

気持ちよかったな〜